今回の大会テーマは「憐れみ深い人々は、幸いである、その人たちは憐れみを受ける」(マタイ5・7)です。言葉と行動で愛を生きておられるフランシスコ教皇らしい設定だと思います。私たち日本人にとって「憐み」という言葉は「同情」と同じ意味合いを持っているので、「愛」ほど頻繁に口にすることはないように思います。
この箇所を取り上げた教皇の真意は何だろうという問題意識を持ちながら、「世界の若者と出会う巡礼の旅に出よう」と呼びかけたいと思います。日本の大学生たちにとっては、必ずしも参加しやすい期間ではありませんし、また働く若者たちにとっても長期の休みの確保が難しいという問題もあるかもしれません。
しかし、聖ョハネ・パウ口二世誕生の地での開催ということもありますので、この機会にぜひ参加していただけるようお勧めいたします。
ワールドユースデー(WYD)は、国連が1985 年を「国際青年年」と定めたことを受け、前年1984 年「あがないの特別聖年」の閉会ミサで、教皇ョハネ・パウ口二世が、青年たちに口ーマへと集うように呼びかけたことにはじまります。その後、毎年「受難の主日(枝の主日)
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2016年ワールドユースデークラクフ大会
公式日本巡礼団 事務局
〒135-8585 東京都江東区潮見2-10-10
日本カトリック会館
TEL:03-5632-4480 FAX:03-5632-4465
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「憐れみ深い人々は、幸いである、その人たちは憐れみを受ける」(マタイ5・7)。これが2016年ワールドユースデークラクフ大会のテーマです。イエスがガリラヤ湖畔の山上で告げた説教にある真福八端(八つの幸い)の5つ目を、教皇フランシスコは選びました。イエスの教えの中心である真福八端の重要性を明らかにするためです。イエスは最初の説教で、神の国に近づくための8つの模範になる資質を挙げています。
クラクフという町とこのテーマが選ばれたことによって、私たちはいつくしみの光にふれます。イエスが、クラクフのワギエフニキで聖ファウスティナにご出現されてから、この地は神のいつくしみの賛美の中心地として広く知られ、普遍の教会へと光を放っています。若い巡礼者たちは、イエスがご出現された場所、
憐れみ深い神よ、
あなたは御ひとり子イエス・キリストに、あなたの愛をお表しになり、
聖霊のうちにわたしたちに豊かに注いでくださいました。
世界と、全ての人々の運命を今日、あなたに委ねます。
あらゆる言語、民族、国の若者を特別にあなたに委ねます。
今日(こんにち)の複雑な社会を生きていく彼らを守り導いてください。
そして、クラクフ・ワールド・ユースデーの経験が
豊かな実を結びますように、祝福してください。
天におられる父よ、
わたしたちがあなたの憐れみの証し人となれるようにしてください。
疑いのあるところに信仰を、
失望しているところに希望を、
価値がないと思っている人に愛を、
過ちを犯した人に許しを、
不幸せな人に喜びを伝える術(すべ)を教えてください。
あなたが私たちの内に灯(とも)してくださった憐れみ深い愛の灯(ともしび)が、
多くの心を回心へと導き、
地の表を新たにする炎へとなりますように。
母なるマリアさま、わたしたちのためにお祈りください。
聖ヨハネ・パウロ二世、わたしたちのためにお祈りください。
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